かりぷトピックス

昨夜はFM dramacity「厚別介護物語」。

ゲストは医療法人社団H・Nメディック医療ソーシャルワーカーの田村和美さん。

今回のテーマは、「身元保証人」（身元引受人）。医療や介護の現場でもこの「身元保証人」が患者、利用者の皆さんに要求されることが多々ある。ところが、人生の重大な局面で必要とされる「身元保証人」。しかし、身よりがなくて「身元保証人」がいない、家族や親族に頼めないといった問題を抱えている方もいる。今夜は田村さんと、この「身元保証人」について考えてみた。

田村さんの相談事例では、退院調整の際にこの「保証人」がいるかどうかで、選択肢が大きく変わるり、当時は札幌市内の施設を探すときの対象は、わずか３件。患者さんにつらい思いをさせてしまったと振り返る。現在では、民間の「身元保証サービス」に依頼する事例も増えている。

しかし、高齢者のその後の人生を預けてしまう「身元保証サービス」の内容は不透明だ。消費者センターへの相談件数も年々増加し、日弁連では「身元補償等の高齢者サポート契約を巡るトラブルに注意～その身元保証契約、本当に必要ですか？」のパンフレットとチェックリストを発行している。

身元保証人、引受人、連帯保証人など医療機関や高齢者施設の契約の際に不可欠なもの。超高齢化が進行するなかで「保証人」がいないケースが増加する。社会保障制度のなかで「保証人」問題を解消できないものか。

全国各地のMSWや社協などの実践から学ぶべき。足立区では「高齢者あんしん生活支援事業」を開始し入院や施設入所の際の支援を開始している。

MSWや社協の今後のとり組みに期待したい。

田村さんのリクエスト曲は優里の「ベテルギウス」、家族みんなが好きな曲とのこと。

石山からは、森山直太朗の「若者たち」。１９６６年のドラマの主題歌、貧困や差別と問題と政治にむかいその年に放送中止、後に映画化、リメイクドラマも。